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Channel: ねる会議

Violent eviction is currently being perpetrated against homeless peopleby Shibuya-ku authorities.

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On the night of December the 13th, after the authorities had suddenly without warning begun construction works putting up a wall around Mitake park, under threat of being forcefully evicted, we sought refuge in the nearby Jingudoori park.

Just as we feared, on the next morning of the 14th of December, construction works building a wall around Mitake park began. Although we managed to escape being imprisoned inside Mitake park by our evacuation the previous evening, of all things, on the evening of that day, shibuya-ku employees and security guards came to Jingudoori park in great numbers and took away all of our belongings. While our friends were surrounded by the guards and prevented from moving, they could only yell, "Don't take our belongings!""Thiefs!", while the Shibuya-ku employees carried out an illegal, outrageous removal of personal belongings without any legal procedure or even bothering to ascertain the owners. Robbed of everything including food, blankets and work tools, our friends spent a cold night in Jingudoori Park, wrapped in the blankets which comrades had gathered in cardboard boxes. Gritting their teeth and rising back up the next day,  our friends managed to retrieve their stolen belongings from Shibuya-kus storehouse. And they continue to seek shelter in Jingudoori park, but the security guards supposedly guarding the construction of the wall around Mitake park continue to be deployed to Jingu doori park.  On tuesday the 20th, due to the planned execution of the  official eviction (行政代執行) of Mitake park, we need to expect many more security guard units to be mobilized. Shibuya-ku authorities robbing and chasing away of homeless people must not be allowed to go any further than this. For the sake of protecting the belongings of the homeless people seeking refuge in Jingu doori park, we need to be on alert for the three days of the 19th, 20th, and 21st. We will protect the belongings, retrieve the remaining robbed items, and carry out protests against the Shibuya-ku authorities. We call out for a mobilization of all comrades from everywhere to show solidarity and help us resist.

Dates: December 19th (monday) 20th (tuesday) 21st (wednesday) 2022
Place: Jongudoori Park 神宮通公園
Mobilizer: Nerukaigi ねる会議
Blog: http://minnanokouenn.blogspot.com/
Twitter: @nerukaigi

Important things to note:
We ask to absolutely notify Nerukaigi before gathering information for
any media source.
This is the living space of homeless persons. We ask to be considerate
of everybodys privacy.
The sitation is tense, so we ask to not bring any alcohol.
No taking photographs or filming or broadcasting without permission.
If you are planning to stay the night, we do have some blankets on site,
but we ask to bring your own sleeping bags/blankets if possible.
We reject national flags, any symbols of nationalism,  and any hate speech. We refuse particiation of anybody who reacts to differences of
opinion with violence.


美竹公園の行政代執行についての「ねる会議」声明

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本日12月20日、渋谷区立美竹公園で、長谷部区政の無能さを示し、傲慢さと恥辱にまみれた渋谷区による行政代執行(強制排除)がおこなわれた。
美竹公園周辺には3メートルの白い壁が取り囲み警備員だけが物々しく立ち並びんでいた。補正予算7900万円、このお金があれば、どれだけの貧困者が安寧を得ることができただろう。
美竹公園からは、私たちの荷物を載せて、数台のトラックが慌ただしく出発していった。
それらは、私たち、野宿者の生活の物資である(当座、必要なものを取り出したとしても)
それらは、90年代後半から、幾たびの追い出しを乗り越えながら作られてきた野宿者の記憶の堆積である。
渋谷一丁目地区共同開発事業(区、都、ヒューリック、清水建設)は、その始点において野宿者を追い出し、そして、その完成において、野宿者の痕跡を塗りつぶそうとしている。
しかし、私たちは、失われた美竹公園の姿を忘れることはない。
そして、くしくも戦災復興公園として美竹公園と共通する、神宮通公園において、助け合いの生活を新たに作ろうとしている。
私たちは、長谷部健区長のような二枚舌の偽物に、
渋谷を笑顔にする、といいながら人を不幸にする伊藤毅区議のような厚顔に、
すべての抑圧と差別を生み出す、行政や企業の歯車に、
決して負けるわけにはいかない。
私たちはここにいる。

生き抜くことがたたかいだ!美竹公園で野宿者強制排除!2022-2023 渋谷越年越冬闘争、過去最大級のご支援ご注目お願いします!

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過去にも強権を振るって、野宿者の居場所を奪い破壊してきた渋谷区は、野宿の仲間が年末年始をともに生き抜く私たちの取り組み・渋谷越年越冬闘争をも潰そうと構えていることは想像に難くありません。越年越冬闘争は「仲間の命は仲間で守る」を合言葉に、年末・正月休みの1週間、そして極寒の冬を、野宿の仲間・貧しい仲間が集まって皆で力を合わせて生き抜くための重要な取り組みです。皆で無事あたたかい年越しができるよう、私たちは今年も越年越冬に全力で取り組みます。野宿者排除、炊き出し潰し、公園潰し、越年妨害をさせないために共に抗議の声を!過去最大級のご支援・ご注目をお願いいたします。

越年期間

2022年12月28日(水)13:00集合(予定) 打ち合わせ・設営・申し入れ
~ 2023年1月4日(水)早朝撤収 
※12/29〜1/3 連日 15:00集合 共同炊事、配食(18〜19じ)、全体よりあい、集団野営。イベント検討中

場所

予定していた美竹公園は12月20日に行政代執行され利用不可になりました。
場所については、ねる会議ツイッター@nerukaigi のじれんツイッター@shibuyanojiren などで告知します

※マスク着用、手洗い他、新型コロナ感染症対策にとりくみます。メシは基本的にお弁当持ち帰り、野営は一人テントにし、コロナ感染回避につとめます。

カンパご支援お願いいたします!
受付期間 2022年12月~2023年3月末日

★渋谷越冬実 銀行口座
みずほ銀行浅草支店(店番号618)口座番号1019075 シブヤエツネンエツトウトウソウ

★ゆうちょ 郵便局
郵便振替口座00160-1-33429 のじれん(「越冬カンパ」とお書き添えください)

※今年も毛布購入、発電機などのレンタル代、食材・カイロなど物資購入に充てます。昨年も新品下着の購入配布等、有り難く使わせていただきました!
※現地への物資持ち込みは基本的にご遠慮ください
※支援者で参加希望の方は、事前にメールにてお知らせくださるようお願いいたします。

★連絡先 メール nerukaigi@gmail.com

越年突入前に、渋谷区に対し「野宿者排除やめろ!行政代執行やめろ」「炊き出しつぶしをやめろ」「越年越冬を妨害するな」の抗議をお願いします!

抗議先
渋谷区土木部公園課(井川土木部長、井戸田公園課長) 電話:03-3463-2888
渋谷区まちづくり第三課(安松課長) 電話:03-3463-2628
長谷部健区長宛 https://shibuya-form-mayor.seagulloffice.com/uketsuke/client
専用FAX:03-5458-4920 郵送:150-8010渋谷区宇田川町1-1 渋谷区長宛て
渋谷区政に対する意見 https://shibuya-form-mayor.seagulloffice.com/kocho-uketsuke/client

2022-23 渋谷越年越冬闘争実行委員会(渋谷越冬実)




わたしたち野宿者はこの街に生きている。渋谷区は、神宮通公園の「利用禁止」をただちに解除し、野宿者排除をくりかえすな!

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12月27日(火)12時30分 渋谷区庁舎前集合

渋谷区は、美竹公園で暮らしていた野宿者たちに対して、騙し打ち仮囲い封鎖工事を2度も行った。
避難した神宮通公園には大勢の職員が襲来し、野宿者の毛布・財布・薬など一切合切を横奪した。
美竹公園を行政代執行によってトラックに荷物を積み込み撤去した。
わたしたちは渋谷区との圧倒的な力の差に、生きる力を奪われそうになった。
しかし、野宿者たちは抵抗し起き上がった。そして駆けつけた仲間たちの応援と共に、荷物を取り返し、現在、徐々に生活を取り戻しつつある。
とはいえ、渋谷区は神宮通公園を「利用禁止」にし続けている。
実際の神宮通公園は、わたしたち野宿者を含め、地域の子どもたち、近隣住人など、さまざまな人たちが利用し、公園は開かれたままだ。
わたしたちは、これからも助け合いや繋がりを作りだし、この街に生きる。

ねる会議は、野宿者排除を繰り返す渋谷区に抗議するとともに、神宮通公園の「利用禁止」の解除を求めて、渋谷区庁舎前で抗議情宣、要請行動を行う。
仲間たち、ともに声をあげよう。

東京都・渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書

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12月22日、反貧困ネットワークが、渋谷区総務部に対して、「東京都・渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書」を提出しました。

なお、その際、口頭で三点付け加えていました。①要望書は必ず区長に眼を通してもらい、全庁舎で回覧すること。②解答期限は1月5日とすること。③強制封鎖による、野宿者の方本人の排除、その荷物の撤去を行わず、野宿者の人たちの生命と人権を損なうこと無いようにすること。

【記事】
「野宿者の声に耳を傾けて」40支援団体が渋谷区に申し入れ 公園などで強制封鎖・排除しないよう求める:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/221569

「野宿者を強制排除しないで」支援団体が渋谷区に要望書:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQDQ7W7KQDQOXIE019.html

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 2022年12月20日

東京都知事 小池百合子殿

渋谷区長 長谷部健殿

東京都・渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書

2022年12月14日に、東京都渋谷区は美竹公園を完全封鎖して野宿者を排除しましたが、その際、野宿者が避難して生活拠点とともに荷物を移していた神宮通公園にも同日夕に大挙し、事前の通告もなく全ての荷物を撤去押収し、その後も美竹公園仮囲い工事のための警備員が、神宮通公園も監視しています。

美竹公園に対しては事前に行政代執行の手続きを行っていましたが、神宮通公園には行っておらず、区の補正予算も美竹公園仮囲い工事のためで、神宮通公園への運用は区民にも議会にも諮っていません。

年末の公園強制排除は、行政の支援が滞りがちになる困窮者への炊き出しをも排除し、寒波募る夜前の強制撤去は、野宿者の生命をも危うくするものです。

生命と生存権を軽んじ、人権と尊厳を貶め、民主主義と法を無視した、暴挙です。

すでに宮下公園の再開発は、野宿者を強制排除し、今や商業ビルの屋上施設のようになり、夜間は野宿者のみならず区民も排除されています。

美竹公園再開発も、合同事業を行う民間企業への配慮が優先し、野宿当事者との合意形成なく推し進められています。

12月20日に美竹公園の行政代執行が予定されていますが、野宿者が避難した神宮通公園や、他の公園にも、強制封鎖・排除・撤去が恣意的に及ぶことを危惧します。

渋谷区はハウジングファーストを掲げていますが、はじめから排除か住宅かの二者択一を迫り、支援を受けないなら排除するという姿勢は、自己決定権の尊重をそもそも前提とするハウジングファーストの理念とは対極にあります。

野宿者には劣悪な無料低額宿泊所の強制利用など、これまでの人生で福祉行政への不信があるのに、このような強制的な封鎖・排除・撤去は、さらに不信を強めてしまうばかりです。

渋谷区はダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂)を掲げています。野宿者に対してももちろんそれを当てはめ、野宿当事者の声に耳を傾け、多様な生き方を尊重し、社会が受け容れていく在り方を継続的に模索し、決して強制的な封鎖・排除・撤去を行わないよう、緊急に要請します。

一般社団法人反貧困ネットワーク

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※以下賛同団体

のじれん( 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)、ねる会議、一般社団法人あじいる、医療と福祉の戦争協力に反対する連絡会議、起き上がり小法師、おとな食堂ちば、蒲田・大森野宿者夜回りの会(蒲田パト)、カトリック社会活動神戸センター、希望のまち東京をつくる会、月末食堂、有限会社ケイワンエンジニアリング、寿医療班、寿越冬闘争実行委員会、寿支援者交流会、コロナ災害対策自治体議員の会、NPO法人さんきゅうハウス、三多摩合同労働組合ゆにおん同愛会、自治市民、生活保護費大幅削減反対!三多摩アクション、精神保健福祉ボランティアグループかもめサポート、戦争への道は歩かない!声をあげよう女の会、一般社団法人自由と生存の家、総合工作芸術家 だるま森➕えりこ、だめ連、豊川いのちと未来のネットワーク@愛知、TransgenderJapan、日本山妙法寺渋谷道場、反貧困ネットワーク埼玉、ひとさじの会、府中緊急派遣村、平和カフェ、ピースムーブ・ヨコスカ、プレカリアートユニオン、NPO法人ほっとプラス、横浜桜木町パトロール、横浜水曜パトロールの会、横浜精神科福祉を良くする会(よせふくの会)、れいわしながわ勝手連

【報告】12月27日⚠️緊急行動⚠️わたしたち野宿者はこの街に生きている。渋谷区は、神宮通公園の「利用禁止」を解除して、野宿者排除を繰り返すな!

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年の瀬も押し迫った12月27日、私たちは渋谷区庁舎前に集まった。美竹公園からの仮囲いと行政代執行による強制排除、そして避難先の神宮通公園での12月14日の荷物強奪について渋谷区に抗議の意思表示をするためだ。

30人程が手に手に「渋谷区の野宿者襲撃を許さない」「人権を無視するな」など色とりどりのプラカードを掲げた。「渋谷区は、企業を中心とした公共の公園と言えないような公園づくりを、宮下公園に続いて美竹公園でも行おうとしている」「12月14日、渋谷区は何の法的手続きも取らずすべてを持ち去っていった」「野宿者を人間として見ていない」「こんなことをしておいて何がダイバーシティだ」とマイクの声も響き渡った。区庁舎前を行く区民や区職員らにビラを配ろうとすると警備員が執拗に妨害してきたが、人々の関心は思いのほか高く、たくさんの人がビラを受け取っていった。


区庁舎前での情宣のあと、区長宛の要望書を手渡すため9階総務課フロアへ。

要望書は神宮通公園テント居住者とねる会議によるもので、①(12月14日の荷物強奪について)責任の所在を明らかにし謝罪すること、②二度と荷物の撤去を行わないこと、③神宮通公園の不当な利用禁止と夜間施錠をただちに取りやめることを求めている。


渋谷区庁舎9階フロアは来庁者と執務スペースの間が自動ドアで固く閉ざされている。そこで「長谷部区長出てこい!」「野宿者排除を繰り返すな!」と声を挙げたのち、やってきた総務部石井道久参事に要望書を手交した。


しかし石井参事は、受け取った要望書を区長と公園課のみに供覧する、回答はお約束できないというので紛糾。私たちは12月14日、まちづくり推進部担当部長米山淳一、危機管理対策部長山中昌彦、交通政策課長吉武成寛、清掃リサイクル課長田山宗昭ら、公園課以外の部署の管理職たちが現場で指揮を執っていたのを確認している。あの許しがたい荷物強奪は、公園課独自の判断で行われたものではなく、全庁的な、少なくとも各課横断的な体制で行われたものだと考えている。実際、公園課を追及しても肝心なことは何一つ把握しておらず、「区として」やったと繰り返すのみだった。関係した各課にわたしたちの要望を知悉させるためにも、責任の所在を明らかにするためにも、要望書を全庁に供覧するよう強く求めた。石井参事は、12月14日神宮通公園排除について、事後的におそらく公園課から聞いたかな、などと自分の責任については言葉を濁したが、そうであるならば、なおさら今件の発案者たちのもとへわたしたちの要望を届ける必要がある。また、反貧困ネットワークの要望書は関係部局に供覧した、ということだった。

公園課と区長のみとする、合理的理由を説明できなかった石井参事に、区長、副区長、および、土木部・まちづくり推進部・危機管理対策部・環境政策部・福祉事務所の全職員には供覧することを約束させ、年明けに回答について連絡をとることとなった。

私たちは、渋谷区による野宿者排除、野宿者襲撃を決して許さない。12月14日に行われた神宮通公園での荷物強奪について、二度と同じことを繰り返させないためにも、これからもきっちりと追及していく。


報道>OurPlanet-TV「野宿生活者を排除するな」公園を封鎖した渋谷区に抗議行動
https://www.ourplanet-tv.org/46150/

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2022年12月27日

要望書

長谷部健 渋谷区長殿

わたしたちは、12月13日以降、神宮通公園においてテントなどで暮らす者(神宮通公園テント居住者)および、その者たちを含む、野宿当事者団体<ねる会議>です。

以下、要望します。

1、12月14日夕刻、渋谷区職員は、神宮通公園テント居住者のすべての荷物(テント、財布、服薬中の薬、仕事道具など)を法的根拠すらなく暴力的に撤去しました。甚だしい人権侵害であり、野宿者差別、人命軽視であると感じています。渋谷区の首長として、責任の所在を明確にするとともに、わたしたちに対し真摯に謝罪することを求めます

2、神宮通公園テント居住者に対して、2度と荷物の撤去を行わないでください

3、神宮通公園北側の不当な利用禁止をただちに解除し、神宮通公園の夜間施錠を取りやめてください

神宮通公園テント居住者、ねる会議











渋谷区HPへのサイバー攻撃についての渋谷区見解やメディア報道について

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1月3日以降の「アノニマス」を名乗る者による、渋谷区の野宿者排除に対する抗議を理由とするサイバー攻撃は、私たちにとって新年そうそうの驚きであった。

また、美竹公園・神宮通公園における渋谷区による野宿者追い出しに関して、「アノニマス」のツイートは、事態をよく把握したものだった。
一方、渋谷区のコメントや渋谷区による情報を垂れ流すメディアにはうんざりさせられた。
渋谷区のメディア向けリリース(1月4日)には、以下の文言があるようだ。

「路上生活者に対して、他自治体よりも手厚いサービスを行っています。また、シェルターは公園ではなく、個別のアパートを用意していることを改めてお伝えいたします」

渋谷区は何を根拠に他自治体よりサービスが手厚いと断言するのか
長年に渡り、野宿者であり、または野宿者とともにある私たちは、同胞たちから、特にそのような声を聞いてはいない。
そもそもサービスが手厚いか否かを問われているわけではないはずだ。

渋谷区の問題は、他自治体より手厳しい排除を行っていることだ。

公園には、シェルターとして長い歴史がある。そして、セーフティネットとしての機能がこれまでも、現在も備わっている。多くの公園が震災時の避難場所として指定されていることからも、それは明らかである。

個別のアパートを用意している、というが、渋谷区のハウジングファースト事業は6部屋しかない。
原則3ヶ月、最大6ヶ月である。生活困窮者自立支援法の一時生活支援事業に基づいており、食事については缶詰や穀物の現物支給であり、生活保護と異なり現金の支給はない。アパートといっても、友人を呼ぶことも、電話番号を教えることも禁じられている。門限もなく個室であるのは利点だが、見えざる施設というべきものだ。
また、渋谷区のハウジングファースト事業は、開発地域にあるテント・小屋の野宿者を主な対象としており、その他のケースでは利用を断られることがほとんどだ。公共地の開発を推進するために、野宿者を追い出し、それを正当化するための事業と言わざるをえない。

本件に関して、テレビ・新聞などの大手メディアは一斉に報道した。
しかし、渋谷区のリリース(福祉の問題に論点をずらし、福祉の実態にも適合しないもの)をそのままに報じた。
そして、美竹公園には触れているものの、12月14日における神宮通公園からの排除についての言及はほとんどなかった。
渋谷区の酷さについては、10月25日美竹公園閉鎖や12月14日神宮通公園排除などに、より明瞭に現れている。
もちろん、7900万円もの税金を投入した美竹公園の仮囲いや、行政代執行は、排除のための暴力的な手段であったが、私たちが、それらの危険を避けるために「避難」した神宮通公園(北側)まで渋谷区が法的手段すらとらずに即日に強制排除したのは、異様としか言いようがない冷酷さ、人権軽視であった。
私たちは、メディアに対して、渋谷区の見解を鵜呑みせず、経緯を把握し、問題について正確な報道をするように求める。

私たちは、渋谷区に、改めて求める。
2度と、野宿者の荷物の排除、および野宿者排除をするな。

報告会とおやつ「野宿者が居る神宮通公園 」

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日時 2023年7月22日(土)20時~22時

場所 神宮通公園北側

主催 ねる会議

(2022年12月14日 神宮通公園におしよせる警備員や渋谷区職員)

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応援に集まっていただいた皆さんへ

 昨年10月25日、渋谷区が野宿者を追い出すため秘密裏に計画した、美竹公園の強制封鎖がありました。その後、美竹公園のテントや荷物に対して、行政代執行手続きが始まりました。12月13日、強制排除の危険を感じたわたしたちは神宮通公園へ避難しました。ところが渋谷区は、翌14日、職員と警備員など約100人で神宮通公園にまでおしかけ、野宿者6名とねる会議の全ての荷物を横奪する前代未聞の暴挙を行いました。しかし、わたしたちは公園で尊厳のある生活を諦めませんでした。また襲ってくるかもしれない渋谷区を警戒しながら、神宮通公園が封鎖されないようにゲートに泊まり込み、トイレのある公園南側の夜間施錠を阻止し、荷物を取り返し、渋谷区に抗議をしました。

 渋谷区の暴力的で大がかりな野宿者排除に、わたしたちだけでは対応できず、広く応援を呼びかけました。各地の野宿の仲間や学生、地域住民、また遠方からも、たくさんの方々が現場に集まることで、渋谷区政の、野宿者への態度や公園のあり方を問うこととなりました。

 今年2月1日、渋谷区は神宮通公園のゲートを開放しました。わたしたちは、渋谷区職員に説明を求めても無視され、大勢の職員や警備員に長時間囲い込まれ、大切な荷物を奪われるなどトラウマ的な経験をしましたが、野宿者も居て24時間開放されている公共の公園を取り返すことができました。そして、6人の野宿者は、警備員に監視される日常をようやく脱して、日雇いなどの仕事にでかけるなど生活を立て直していきました。

 一方、渋谷区はプレスリリースで地域住民との亀裂をあおり、今でも野宿者の荷物に貼り紙をすることがあります。そのため、野宿者が命をつなぐ場所を守り、仲間たちと共に居られる場を作る闘いは続いています。

 応援に集まっていただいた皆さんへ、美竹公園・神宮通公園の野宿者の状況について報告会を開きます。ささやかな夏のデザートも作ります。ぜひ、ご参加ください。

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【おやつ】フルーツ寒天ゼリーなど

みんなで作ります。お茶・お菓子もアリ。

【報告会内容】

①美竹公園・神宮通公園、これまでの経緯 

②問題点 「まちづくり」によって野宿者排除。地域の襲撃事件を誘発など

③何をしたか 渋谷区との話し合い(公園課・まちづくり課)、情報公開、選定委員会の審査員へ手紙、ヒューリックへ話し合いの申しいれ、など

④渋谷区の暴挙 2022.10/25~2023.2/1

⑤抵抗や抗議 監視行動、南側(トイレ)開放、神宮通公園越年後の寝場所確保、地域住民からの申し入れ、など

⑥2月1日公園利用禁止の解除、これからのことなど。

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※野宿者の生活の場です。プライバシーなどには配慮してください。

※お酒の持ち込みはご遠慮ください。

※無断の撮影・中継はお断りします。



7月22日「報告とおやつ」レボート

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7月22日、真夏日とは言え夜風が涼しい神宮通公園には40人ほどが集まった。いつも寄り合いで使うイスや段ボールに腰を下ろし、スイカを分け合う。


「誰もがいられる公共の場所を作るためにこの報告会を開いた」と司会から趣旨が話され、昨秋以降の渋谷区による美竹公園、神宮通公園の野宿者排除についての報告会が開始された。

最初の報告者からは、これまでの美竹公園、神宮通公園の経緯が話された。
「美竹公園では98年からのじれんが共同炊事を始めた。その頃は東京都児童館が隣接していて、閉館後に飯づくりや寄り合い、集団野営が行われていた。」
まだ広く樹木もたくさんあった頃の美竹公園の写真がスクリーンに映し出されるとどこからともなく「おぉ」と声が漏れる。



「2012年に、美竹公園・渋谷区地下駐車場・公衆トイレの三か所を一斉封鎖して野宿者排除をするという出来事があった。その後、美竹公園では行政代執行の手続きが取られたので、昨秋の一件は二度目の行政代執行ということになる。一度目の行政代執行のあと、交番が作られた。
2013年に東京五輪招致が決まると、その年末、宮下公園で行われていた越年越冬闘争を機動隊が大挙して強制排除するという出来事があった。排除されたあと、神宮通公園(南側)で越年を続けた。10年前の神宮通公園はフェンスも低く、今よりも少し広かった。2014年以降、292日間粘って夜間施錠を阻止する行動もやった。」

この10年間、追い出しが繰り返されてきたが、美竹公園も神宮通公園も皆で守ってきた場所だということが改めて確認された。

二番目の報告者は、渋谷区の街づくりの問題点について報告した。
「渋谷区は公共の場で野宿者が寝泊りしたり荷物を置いたりすることについて、絶対にダメだと一貫して言ってきた。その姿勢が2つの現れ方をしている。1つは福祉的アプローチ、つまりハウジングファーストをはじめとした福祉を手厚くやっていると強弁するもの。もう1つは福祉に乗らない人への徹底的な排除。この2つはコインの裏表として行われてきた。
渋谷区はプレスリリースで『(10月)25日には、路上生活者の社会復帰を目的とするのではなく、公共スペースに起居させることを目的として活動している団体が、警備の制止を振り切り、閉鎖した公園内に侵入しました。』と書いている。起居『させている』という言い方は、野宿者の主体性をまるで無視した言い方で、支援者や活動家がそそのかしていると言わんばかりだ。野宿者が自分たちの力で生活を営み、関係性を築き、場を作っていっていることを無視していて、何重にも誤っている。そういう野宿者の主体性を軽視したあり方が排除に結びついているのだろう。
そういった渋谷区の姿勢に感化されるような形で様々な襲撃が起こっている。今年の4月にも神宮通公園南側で襲撃があり、加害者は『生保を取れ』と言いながら石を投げてきた。渋谷区がやっていることとほぼ同じこと。行政のあり方に影響されている。
それに対して私達が言ってきたのは『わたしたち野宿者はこの街で生きている』ということだ。私たちの要求は「代替地を出せ」つまり、同じような公共の空間において生活を継続させろ、ということで、この部分が渋谷区と一番ぶつかっていた部分だ。」
「なぜ渋谷区が公共の空間で野宿者を生活させないようにしているのか。それは渋谷の再開発が公共の空間に民間企業が参入してくるというやり方をしていることと関係しているだろう。こういう状況で、どう公共の空間を守り使っていけるのかが課題だ。」

三番目の報告者からは、渋谷区の再開発と野宿者排除に対して私たちが何をしてきたのか、再開発の本格化から強制封鎖前夜まで、スライドで年表を示しながら報告された。2021年3月に美竹公園再開発の事業実施方針が公表されるも、当時はコロナ禍で皆で集まって行動することが難しい時期で試行錯誤したという。事業実施の審査員にハガキを送るハガキ作戦では皆がそれぞれ思い思いの言葉を書いたこと、強制封鎖の2週間前には美竹公園で渋谷秋まつりが行われたことなどが話された。

渋谷区との交渉は主に総務課、公園課、まちづくり3課を相手に行っており、2020年までは課長級が出てきたが、2021年度以降役職者を出してこなくなり、公開情報以外喋らない、しらを切るという態度だった。相手がハナから追い出すつもりでいる時に交渉を成立させるのは難しかったが、情報を引き出したり、皆で行動するきっかけになったりという意義はあったと振り返った。

最後の報告者は、10月25日の美竹公園強制封鎖以降の出来事について写真を見せながら報告した。
「10月25日の強制封鎖に先駆けて、渋谷区は10月11日から神宮通公園の夜間閉鎖、プランターの設置など、追い出された野宿者の逃げ場を塞ぐということをやっていた。10月18日にはねる会議が、19日には美竹公園の野宿者が、公園を突然閉めるようなことはしないでほしいと伝えていた。
にもかかわらず、10月25日の朝、渋谷区職員や警備員が突然大量にやってきて公園を封鎖した。さらに外から中が見えないように目隠しをし、野宿者を大勢で取り囲んで福祉を受けろと迫った。半ば脅しだ。トイレも封鎖し、水道も止めるという人権侵害の中、とにかく中に残った人が心配だったので、タイミングを見計らって中に入った。夜遅くようやく課長が現れ、公園を閉めさせずに翌日を迎えた。
翌日、何を尋ねても渋谷区は一切答えない。『これまで丁寧にお声をかけてきた』としか言わない。公園は利用禁止にされ、納得がいかず、監視行動を毎日やった。」

その後、行政代執行の手続きが開始され、再び強行な手段が取られないよう話し合いやデモなどに取り組んだことを振り返った。12月13日、ついに話し合いにこぎつけるも、代替地を要求する私たちに対し、渋谷区はそんな場所は出せない、福祉を受けろの一点張り。そこでその夜、美竹公園から神宮通公園に自分たちで移動した。
「すると翌12月14日、渋谷区は美竹公園を再封鎖した。夕方、美竹公園の封鎖のために4000万円以上の予算をつけて雇っていた警備員と渋谷区職員が神宮通公園に100人くらいで来襲し、財布も衣類も薬も、身ぐるみ剥がして行った。とても寒かった。仲間が毛布を持ってきてくれたり、段ボールを集めたりして、なんとか寝た。」


「その日からこの公園の前に警備員がずらっと並ぶようになった。この日から神宮通公園も利用禁止にされた。渋谷区はその理由を、近隣住民が放火や騒音などの不安がある中、さらに荷物が置かれたためだと説明した。次の日、渋谷区の倉庫に荷物を取り返しに行った。美竹公園でも行政代執行が行われた。そこでも大量の警備員が用意された。その警備員たちが再び神宮通公園に来るのではないかと心配で応援を呼びかけた。越年越冬闘争も神宮通公園南側で実施した。」
「私たちは公園の利用禁止をどう解除させるかということを考えていた。実際には神宮通公園は一般の人たちも利用しているのに利用禁止にしている。矛盾を作っているのは渋谷区だった。渋谷区の区民の皆さんが要望書を出してくれた。住民の迷惑という言い分を覆すような行動だった。そして2月1日、利用禁止が解除された。たくさんの人の協力の中で公共の公園が守られた。公園には、保育園の人たち、掃除の人たち、野宿者も含め色んな人がいる。野宿者がいることで不適切な公園というのはやめてほしい。」 

続いて、美竹公園・神宮通公園からの野宿者排除に抗する取り組みに様々な形で支援を寄せてくれた方々から発言があった。

まずは渋谷区に対して公園の利用禁止を解除するよう要望書を出してくれた区民の方から。
「渋谷区が神宮通公園まで封鎖しようとしたことで、いい加減にしてほしいと思った。これまでもヘイトスピーチに対する条例を作ってほしいと申し入れたりした経験があり、短期間で要望書を作って10人くらいで渋谷区役所に行った。公園課、まちづくり課、広報課を回って責任者の対応を求めたが、どの課も最初は逃げていた。最終的には出てきてくれたが感触は悪かった。その際、公園の利用禁止を続けるのかどうか答えを聞きたいと言ったのに未だ回答はない。そうこうしているうちに利用禁止が解除された。野宿者排除をする区民もいる中で、そうじゃない区民もいるということを示すことは必要。区政は全然いいと思わない。区長を下ろすということをやっていきたい。」
「少しでも役に立てたなら良かった。渋谷区では再開発がとにかく行われている。企業や行政に働きかけること、もっとやっていきたい。」
「この間の選挙のとき、買いものをしていたら前からたまたま長谷部区長が歩いてきた。選挙のときだけニコニコして、私たちが話を聞いて欲しいときには相手にしないじゃないか、と言えた。野宿者排除のことも言った。目つきが変わった。長谷部は是非話し合おうと言ったが、本当に話し合うつもりがあるのだろうか。」

続いて12月14日の神宮通公園の襲撃以降、連日駆け付けてくれた方から。
「自分は入管問題に取り組んでいる。入管のことと野宿者のことは通じていると思う。街の中にいるのにいないものとするという点や、どんなことをしても強行するという点が。やはり我々が声を出さなければならない。人は何が起こるかわからないということを身をもって経験している。そのときに色んな人がいるということがわかるだけでも助かった。色んな人がいていい社会を作りたい。この場所があるということは僕にとって大きなことだ。」

江東区の竪川河川敷公園から応援に駆けつけてくれた野宿者も発言した。
「渋谷区の強制排除は悲しかった。自分も竪川で行政代執行を2回受けて、去年の2月で10年経った。どこへ行っても野宿者同士のつながりは大事だ。行政は嘘の塊、国もそう。一人一人を大事にしない。信用するのは周りにいる仲間だ。動ける間は助け合いたい。各地で野宿者排除が起こるのは悲しいこと。手に負えないから強制的にやるというのには反対だ。何かあったら皆で集れば最高の力じゃないか。」

最後に、神宮通公園に暮らす当事者がマイクを握った。
「神宮通公園が襲われたとき、人が中にいる場合には入口は封鎖できない、だから公園の中にとどまらなきゃいけないと思って頑張った。警備員が威圧する中で長時間緊張状態だったが、いろいろな支援をいただいて本当に助かった。」

涼し気なフルーツ寒天ゼリーが配られる中、司会から「皆、元気です。なるべく野宿者同士で力を強めていこうと『ホームレス情報センター』という取り組みも始めています」と近況が報告された。そして「これからもこの街で一緒に生きていけるように」と報告会は幕を閉じた。







2023年12月14日 渋谷区の野宿者襲撃許さない 人権救済申し立て報告集会と渋谷区に対する抗議行動

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 昨年10月25日早朝、渋谷区・東京都・ヒューリック・清水建設による美竹公園一帯の「渋谷一丁目地区共同開発事業」に基づき、野宿者がテントをはって生活している美竹公園を渋谷区は強制封鎖しようとしました。野宿者が目を覚ました時には、フェンスでトイレや出入り口の封鎖を始めていました。中にいた野宿者は説明を求めましたが無視されたままでした。多くの人の抗議により、公園出入り口の一部を渋谷区が開いたのは、夜12時をまわっていました。
それから、美竹公園の野宿者は、常に警備員に出入りを監視され、いつ排除されるか分からない強い不安とストレスの中に置かれました。
渋谷区は、私たちの訴えに耳を傾けようともしない不毛な話し合いをアリバイとして行いながら、一方で行政代執行という強制排除の法的手続きを進め、さらには、美竹公園の仮囲いを強化(鋼板設営&警備)するための7900万円もの臨時予算を12月7日、可決しました。
美竹公園の野宿者は、公園封鎖の危険を察知し、12月13日に、近くの神宮通公園北側へ避難しました。翌朝、渋谷区は美竹公園一帯に鋼板を設置し始めました。その上で、夕方、大量の警備員を引き連れて、神宮通公園北側を急襲しました。野宿者や支援者を警備員の人垣で取り囲み、身動きが取れなくし、新たに作った小屋や荷物(財布・衣服・薬・メガネ・携帯・アルミ缶など)、ねる会議倉庫や毛布など一切合切を持ち去りました。

来る12月14日、あの暴虐の時から1年目にして、私たちは、渋谷区の一連の人権侵害に対して、東京弁護士会に人権救済申し立てを行い、渋谷区に対する抗議行動および集会を持ちます。
みなさんのご参加をお待ちしています。

<渋谷区に対する抗議行動>

17時 区役所前 炊き出し&情宣

<人権救済申し立て報告集会>
18時半 開会 激動の1年前を映像で振り返る 弁護士による説明 申立人あいさつ など

場所 渋谷区勤労福祉会館2F第二洋室(渋谷区神南1-19-8)
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/shuro/kinro/kinro.html

※資料あります(カンパ制)
※撮影、録音、取材の方は、事前にメールにて申し出ください。撮影については主催からのお願いを守ってください。生配信はお断りします。

主催 ねる会議 http://minnanokouenn.blogspot.com/?m=1
問合先 nerukaigi@gmail.com


神宮通公園などのトイレ・ゴミ箱について、渋谷区に要望しました

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渋谷区公園課に要望書として、渋谷区議会(第4回定例会ー現在開会中)に陳情として、提出しました。
内容は以下の要望書をお読みください。
ーーーーーー

神宮通公園などのトイレ・ゴミ箱についての要望書
 

渋谷区長谷部健区長
渋谷区土木部長

神宮通公園は明治通りに面した南側と線路に面した北側に2分され、その間に土木事務所が入るマンションがあるため、相互に直接行き来することはできない。
公衆トイレがあるのは南側のみである。
南側トイレは、著名な建築家の設計で、国際的な映画監督による作品舞台になるなど注目されているが、女性用の個室1つ、男性用の小便器2つ・個室1つ、多目的トイレ1つしかなく、トイレを待つ人がよく見受けられる。
美竹公園は閉鎖中、宮下公園南側にあった小公園のトイレも廃止され、近辺の公衆トイレはその数を減らしている。

このような状況下にあって、神宮通公園(北側・南側)で立ち小便をする来街者が後をたたない。とくに、近隣でイベントなどが行われる折には、1時間に10名前後が公園北側に立ち小便にやってくることもある。また、小便だけではなく、大便をされることも起きている。

また、神宮通公園には、一般利用できるゴミ箱がないため、来園者によるゴミが捨てられている。

以下、要望する。

1,神宮通公園北側の出入り口など目につきやすい場所、複数箇所に、「トイレは◯メートル先の明治通り沿いの公園にあります。ここにはありません」などのトイレを示す分りやすい掲示を早急に行うこと
2,来街者が増える年末・年始、明治通り沿い(土木事務所前の3角スペースなど)や神宮通公園北側に仮設トイレを設けること
3,神宮通公園北側にトイレを設けること
4,神宮通公園にゴミ箱を設けること

2023年11月27日
ねる会議


神宮通公園などのトイレ・ゴミ箱に関する要望の一部、実現

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12月4日に陳情の形で区議会に提出した、同要望について、区議会(区民環境委員会)で審査し、「趣旨を関係者に伝える」ことに決定した。区議会が陳情について、趣旨を汲み取ったということである。

12月15日、公園課の担当者から「神宮通公園南側にトイレがあるという案内を北側の3箇所に掲示する」という電話があった。
要望のうち、私たちが早急に求めていたことが実現することになった。
しかし、年末年始の仮設トイレ、公園のゴミ箱、北側のトイレ新設については具体的な回答を得られなかった。
渋谷区に前向きに検討するよう改めて求めたい。



渋谷区の野宿者襲撃許さない! 渋谷区役所前抗議行動と人権救済申し立て報告集会レポート

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12月14日。美竹公園での苛烈な野宿者排除を逃れ、神宮通公園に移転した野宿者たちのテントや荷物、すべての所有物を、渋谷区が強奪してからちょうど1年が経ちました。

私たちはこの節目の日、昨年の渋谷区による襲撃とも呼ぶべき野宿者排除について、東京弁護士会に人権救済申し立てを行うことにし、それを知らせるための抗議行動と報告集会を開催しました。

■抗議行動

抵抗の基本は寝ること、食べること、生きること。ということで、抗議行動の前に、まずは公園でカレーを作りました。同時に、集まった皆でプラカード作りも。
時刻がちょうど16時を回るころ、「ちょうど今頃、この場所で…」と、渋谷区職員や警備員が大挙して公園に突入してきた、あの瞬間を思い出しました。今でもあの恐怖が蘇ってくるようです。


 



そして17時には区役所前に場所を移し、抗議情宣を開始。と、同時に、カレーの炊き出しを行いました。
「長谷部健渋谷区長の野宿者襲撃許さない!」という大きなバナーを広げ、何人もの仲間がマイクでアピールを行いました。

 
通り過ぎる人々にビラを渡そうとすると、警備員が妨害してきましたが、それにもめげずに情宣をやり遂げました。
「渋谷区は野宿者排除をやめろ!長谷部健区長は出てこい!」




■ 報告集会

夕方6時半からは渋谷勤労福祉会館で報告集会を開催。多くの人が抗議行動に引き続き参加してくれて、出席者は30人でした。

□ 映像でのふりかえり

まずは、美竹公園、神宮通公園での追い出しを、解説を差しはさみながら映像で振り返りました。

10月25日の美竹公園の映像は、早朝6時半、公園内で生活していた人が物音に気づき、説明なしにはじめられた封鎖のようすを撮影したもの(https://www.youtube.com/watch?v=iMapduIES8Q)。そこに寝起きしている人の問いかけを、渋谷区職員が一切無視して公園を封鎖、トイレを使えなくている様子が映し出されており、渋谷区の言う「丁寧なお声がけ」の実態がよく分かる内容です。

12月14日の神宮通公園の映像は、その日の朝から夕方まで、多くの人の撮影をつなぎ合わせたもの。朝10時半ごろに公園を訪れた渋谷区職員が、「公園利用禁止」をおくびにも出していなかったこと。夕方4時ごろ、公園課長が園内の野宿者、支援者をおびき出し、人垣を作ってテントに近づけなくして、寝床や荷物の強奪をはじめたこと。中にいた人たちは警備員に取り囲まれ、目の前で生活に欠かせない荷物が奪われていく中、自分の荷物を返せと叫んでも一切無視されたこと。公園入り口にも警備員が立ちふさがり、外から応援に来た人が立ち入るのを阻んだことが分かります。

いずれも、人を人と思わない渋谷区による追い出しの暴力が、まざまざと感じられる映像です。見るのが辛くなる内容ですが、改めて追い出しの不当性が確認できました。

□ 弁護士による人権救済申し立ての解説
 


続いて、代理人の山本志都、吉田哲也両弁護士から、人権救済申し立ての解説。

山本弁護士からは、人権救済申し立てという制度の概要、これまでの経緯と、これからの展望について解説。渋谷区による追い出しを繰り返させないために何が必要か、被害を受けた人たちの間で議論した上で、弁護士会に対して調査と対応を求める申し立てを選択したこと、これからも証拠調べなど手続きが続くこと、などについて説明がありました。また、公共の場所をどんどんと狭めていく、再開発の問題点についても指摘がありました。

吉田弁護士からは、追い出しの酷さについて改めて怒りの表明の上で、今回の追い出しの違憲性、違法性についての解説。福祉を受けることを強制し、そうでなければ放り出すような追い出しは、自己決定権を損なうものであること、結論があらかじめ決まっている「話し合い」は、社会権規約が求める「真の協議」とは言えないこと、などについて説明がありました。

□ 申立人の発言
 
続いて、申立人1団体、個人7名のうち6名からの発言がありました。それぞれの要旨は次のとおりです。

ねる会議「2010年の宮下公園追い出し裁判での一部勝訴、2012年の3ヶ所同時封鎖に対する第二東京弁護士会からの勧告を経ても、渋谷区による追い出しは続いてしまっています。一方、宮下公園追い出しの裁判で、かつぎあげるような形で追い出したことが違法とされてから、渋谷区はそのようなやり方はギリギリしないようになりました。美竹公園で公園に残った人は、その裁判を覚えていて、自分が外に出なければ引っ張り出されることはないんだ、と言っていたし、出なければ良いんだ、ということがみんなで再確認できました。だからこそ、神宮通公園ではあんなにひどいことがあったけれど、みんな公園から出ずに抗議できたし、今の現状にもつながっています。少しずつではあるけれど、積み重ねはあります。今回は、前回より一歩二歩進んだ内容にしたいと思っています」

Dさん「去年僕はこの現場にいました。長いことホームレス生活してて、初めてこういう恐ろしいことを経験しました。これがお役所のやることかと思って、驚きしななかったです。今は生活保護を受けて暮らしてますけど、あれは本当にひどいことだったなと思います。それもあるけど、こうやって知らない人とつながったりできたのも良かったかなと思います」

Eさん「12月14日は帰ってきたらあんなことになってて、中に入れない状態だったんですけど、中に自分の荷物があるといったら入れてくれたんだけど、なんと言ったか課長が腕をつかんできたので、警察に通報したんですけど、来てくれませんでした。トラウマにもなって、渋谷区に関わりたくないという人もいて、その気持も分かるんです。でも、何もしないと向こうの思い通りになって、それを避けるためにも申し立てというのは重要だと思います。来てくれた人、ありがとうございます」

Fさん「われわれの生活を守ろう!」続いて、詩の朗読。「夜明けの空に明星光る時、わが心に無念の青き炎燃え上がる。真のやすらぎつかむまで、闘いは続く」

Gさん「10月25日以降の美竹公園では、いつ動きがあってもいいように、張り番というのをやっていました。外から来ている私達でさえすごく不安だったので、公園で暮らしている人たちがどれだけの思いだったのかというのは想像してあまりあると思っています。12月の神宮通公園では、目の前で荷物がどんどんもって行かれる、やめろと言っても、向こうに行かせろと言っても物理的に阻まれる。本当に悔しい思いをしました。私は自分の荷物を持っていかれたわけではないんですけれども、目の前で不法不当な行為が行われているのを見せつけられた、そのことの精神的苦痛が大きくて、私も申立人になろうと決めました。起こったことをなかったことにはさせたくない」

Hさん「10月25日、野宿の方がひとり美竹公園で監禁されてる状況を目の当たりにして、目の前にいる人間を完全に無視して、こんなようなことが行われるということが、本当に恐怖に感じました。それから何度話し合いをしても何の解決もないので、なんとか頑張って、神宮通公園に移動できたんですね。移動した日は、少しだけみんな安堵はあったと思います。安堵があったと言っても、自分の生活の場の思い出や、それが奪われる喪失を噛みしめる間もなく、行政がすべてを奪って、公園を更地にしてしまったということが、驚愕でした。この間福祉が『自立しましょう』とか『社会復帰』とかいう言葉をよく使うけれど、野宿しているというだけで自立していないとか、社会にいないとみなされること自体が人権侵害だと思うし、役所のいう社会ってどこのことなのか、全然わからないです。私は家はありますけれど、12月14日に自分の荷物を奪われたので、家に帰れなくなりました。自立しろ、社会に復帰しろと言い続けている人たちが、自分たちが社会にいるとみなしていない野宿者にさせるという、支離滅裂な状態を、なんと説明していいかわからないですし、とにかく謝ってほしいです」

Iさん「渋谷区どうなってるんだと思っているのは、役所によるビデオ撮影が問題だという意識が全然ないんですよね。今回も、みんながひどい目にあってるところを役所の職員が平気な顔で撮影してました。開示請求してビデオが出てきたら、もっと詳しいことが分かるかも、と思ってます」

最後に、会場からの質疑応答があって、閉会となりました。

この日に提出した申立書については、後日ブログに掲載します。


安心していられる場をめざす 年越しねる会議 特別版

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ねる会議は、野宿者を中心とした団体です。
年末年始で仕事が減り、行き場所のない野宿の人たちが、共に生きていくための取り組みを行います。

場所 渋谷区立神宮通公園南側(明治通り沿い)
日程 12月28日〜1月4日
(詳しい時間はチラシのタイムスケジュールをご覧ください)
主催 ねる会議
問合 nerukaigi@gmail.com

※今年度の渋谷越年越冬闘争実行委員会(渋谷越冬実)で、安全な場をつくることが難しいと判断したため、
今年度は渋谷越冬実には参加せず、ねる会議として年越し闘争を行います。
※年越しねる会議では<炊き出し>は行いません。寝場所づくり(集団野営)・お湯の提供・上映会・寄り合い・渋谷区交渉・銭湯行動を行います。
※ねる会議は<のじれん>とは異なる団体です。
※暴力・セクハラ・手配師・お酒はお断りしています。
※写真や動画の撮影はお断りしています。
います。

추운 겨울을 함께 살아남자.
Vamos sobreviver juntos ao frio do inverno.
කූඩාරමක නිදාගන්නත් පුළුවන්.
Có thể ngủ ở trong lều
คุณ นอน ได้ ที่ เต็นท์.
Pwede ka matulog sa tent.
你可以睡在一個帳篷裡.
你可以睡在一个帐篷里.
If you are looking for somewhere to sleep, you can sleep in a one-person tent.



2023-2024年越年越冬実行委員会に<ねる会議>が参加しないことについて

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ねる会議は、近年、年末年始に行われる渋谷越年越冬闘争(以下、渋谷越年)に参加してきました。渋谷越年は、寒い時期に困窮(こんきゅう)する人たちと共に生き延びていくための共同炊事や寝場所作りなどを、<のじれん><ねる会議><有志>による渋谷越年越冬闘争実行員会(以下、越冬実)として取り組んできました。ねる会議は、主に寝場所作りを担っていました。

今月22日、近年の越年でセクハラが起こっていたこと、それらに対応が行われていないことについて、被害を受けた方々のお話を聞いている方から越冬実のメーリングリスト(以下:越冬ML)に訴えがありました。被害の訴えは、昨年の越年中にも、<のじれん>のメーリングリストで共有されたようですが、越冬実に共有されず対応も行われませんでした。

越年で起こったこれらの出来事が長期間放置されてしまったことを、越冬実に参加していた<ねる会議>として被害を受けた方に深くお詫び申し上げます。

ねる会議は、今年度の越冬実で誰もが安心できる取り組みを行う事は難しいと判断したために、越冬実に参加しないことにしました。

●ねる会議が越冬実に参加しない理由

1)セクハラ被害について勇気を出して告発して下さった方がいたにも関わらず、<のじれん>で対応が行われてこなかったこと。越冬実の寄り合いや越冬実MLにおいても、被害を否定するような発言や告発した人へ批判を向けて口を封じるような発言がなされたこと。それらに対して、<のじれん>からの見解が出されていないこと。

2)野宿者が中心となって、ひとりひとりの生活のための活動を行う<ねる会議>と、支援者が中心となって百数食の炊事と配食を行う野宿者支援団体では、場の作り方や優先順位の違いなどがあること。また、越年実の寄り合いで、どのような場づくりを行うか、改善の糸口がさぐれないままであること。

3)<のじれん>の共同炊事において、セクハラなどが起こった際に「誰も排除しない」というポリシーを理由に適切な対応がなされないことが繰り返されていること。また様々な人が多く参加していても、男性中心の支援体制および組織のあり方が性差別への対応を困難にしていること。

近年の越年では、共同炊事と寝場所づくりを別々に取り組んでおり、越冬実全体の寄り合いで問題が共有するような信頼関係が不足していました。
今年度の越冬実に対して、ねる会議メンバーより、共に取り組む姿勢を求めたこともありました。しかし、そのための課題があまりに多いことが明らかになってきました。
そのため、ねる会議として、規模を縮小して、今年度は<安心していられる場をめざす 年越しねる会議特別版>を行うことにしました。

私たち、ねる会議は野宿者が中心になり活動する団体であり、「野宿の仲間のため」という口実を使ってパワハラやセクハラが軽視されること、また被害にあった人が去っていくような、あるいは我慢するような取り組みを望んでいません。

ねる会議は大規模な共同炊事を行う力はありませんが、野宿者と支援に関わる人が安心していられる場作りに取り組んでいきたいと考えています。


ねる会議新聞第4号(2024年7月13日発行)

ねる会議新聞第7号(2024年11月9日発行)

釜ヶ崎、あいりん総合センター周辺で暮らす人たちへの強制排除を大阪府は今すぐやめろ!

12月1日、釜ヶ崎労働福祉センター強制排除への抗議先

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 ●強制執行申し立て・担当

 大阪府商工労働部 労働環境課労働対策グループ 0662109524(FAX 0662109517)

●強制執行実施
大阪地裁第14民事部(執行部) 0663631281
 
●府と連携して強制排除に協力
大阪市福祉局自立支援課ホームレス自立支援グループ
0662087924(FAX06-6202-0990)
●府と連携して 強制排除に協力(職員派遣)
大阪労働局(厚労省)職業安定部職業対策課 06-4790-6310
●府からの 依頼で強制排除に協力(管理職派遣 )
西成区総合企画課(西成特区構想担当) 0666599684
 
※追補予定
 

11月22日 2024年第三回 東京都特別就労対策事業について産業労働局との交渉

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 11月22日、ねる会議は東京都産業労働局との交渉を行った。野宿者の多くが従事している東京都特別就労対策事業について改善を求めるためだ。

内容は主に、①年々減っている人工数を2020年以前の51000人工に戻すこと、②来年度の夏季の仕事の出し方を見直すこと(近年、熱中症対策で8月は全休、7月と9月は熱中症警戒指数31以上で中止という措置が取られている)、③ハラスメント対策を行うこと、④日雇健康保険の運用について適切な説明を行い、厚労省年金局に対して働きかけを行うこと。

今回も東京都産業労働局雇用就業部就業推進課の金野、和田が対応。私たちが提出した要望書に対して、①②と③の一部については「これまでにもいただいている要請と同じ内容ですが、今回再度要望を出されたということを踏まえまして、東京都としましても、皆さんがこれらのことを引き続き要望しているものと改めて認識をいたしました」。え、認識しただけ?それで?

そして、③の残りの一部と④については「行う予定はございません」。

これには皆から「回答になっていない!」と怒りの声が飛んだ。そして、改めて皆で作成した要望書に沿って細かく追及。何を聞いても肝心なことは「お答えできません」とばかり繰り返す東京都に辟易しながらも、辛抱強く、様々な切り口から質問や要望を重ねた。

例えば②来年度の夏季の仕事の出し方については、ねる会議メンバーが実際に仕事現場の1つである公園で暑さ指数を測定したデータを提出。天気予報で暑さ指数が31を超え仕事が中止になった日でも、現場によっては基準値以下のところもあることを示した。
東京都は「参考にさせていただきます」とし、受託業者もまた暑さ指数計測器を持っていることを明かした。それならばそれをもっと活用して臨機応変に仕事を出してほしい、と強く要望した。

また、私たちは同じく夏季の仕事出しについて、暑さに影響を受けずに働ける屋内の現場などを他部署とも連携して検討してほしいと要求。今年の6・7月に同様の要望を出しているが、その後、何か動きはあったのか?他部署とどのようなやり取りをしたのか? これにも東京都は「お答えできません」と繰り返す一方、「野宿状態にあって就労意欲のある方については福祉の方で就労自立支援もありますので、福祉の方とは連携をさせていただいて、要望が来ているということも伝えてあります」と突然言い出した。私たちが求めているのは、特別就労対策事業の現場を増やすための他部署との連携であって、福祉と連携しろなんて頼んでいない!野宿者の訴えは何でも福祉に丸投げすればよいと思っているなら大間違いだ!

③ハラスメント対策について。特別就労対策事業の現場(職安での求職時や行き帰り含む)でも、いじめ、付きまとい、暴言などのハラスメントが起きている。改正労働施策総合推進法は2022年4月から中小企業に対してもパワハラ対策を義務付けている。受託事業者が法に則りパワハラ対策を行っているのかどうか、東京都が確認するべきではないのか、と追及した。「予定はない」「事業者の責任でやることだ」と繰り返していた東京都だが、最後には「持ち帰る」と言わせることができ、後日、「(12月から始まる現場の)受託業者の説明会において、ハラスメントを指摘する声があがっていること、行き過ぎた指導はしないようにという話を行った。また来年度の業者説明会でもするつもり。」という回答を得た。

④日雇健康保険については、厚労省年金局や保険局が扱うべきことだから自分たちが何か行う予定はないという東京都。しかし、前回の話し合いのあと、東京都は9月の手帳更新時に日雇健康保険の制度周知のお知らせを玉姫職安などに配布させた。今回、改めて、新規登録時も同様にするよう玉姫職安に話すと約束した。また、75才以上の労働者は適用除外とし保険料の返還に応じる旨、事業者に通知を出した。少しずつだが、声を上げたことが実を結びつつある。

最後に、要望書には記載していなかったが、特別就労対策事業で働く仲間たちから、冬季は仕事の休憩所にストーブを設置してほしいと声があがった。

交渉の中で東京都は、私たちの要望書について「ここで上げられていることすべてについて絶対やりませんとは伝えていません。もちろん絶対やりますとも言いません。だからここにあげられている事項の中でやることももしかしたらあるかもしれません。」と発言。何をやるのか、やらないのか、はっきり伝えて話し合おうとしないことには強い不満を覚えるが、少しでも何か変わる可能性があるならば皆の頑張りの成果だ。

私たちは、これからも自分たちの言葉で要求を伝え、野宿者にとって貴重な働く場を守り、より良い場にしていくための取り組みを続ける。


 

2024年12月1日あいりん労働福祉センター強制排除に関する声明

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12月1日早朝、突然、寝床から追い出されて二度と戻ってこれなくされた人たちは、どんなに悔しかっただろう。どんなに嫌な思いをしただろう。
夜明けごろに仕事などに出かけて戻ってみたら、高く白い鋼板に自分の居場所を囲われていた人は、どんなに呆然とし腹が立っただろう。
大阪市の自立支援課にその場で誘導されて、福祉施設を利用することになった人たちは、どんなに不本意な思いを抱えていることだろう。

わたしたちは渋谷で同じようなことを経験し、また間近に立ち会ってきた者である。
悔しく、嫌で、呆然とし、腹が立ち、不本意な思いを抱え続けている。
わたしたちはあなたたちとともにいる。
追い出されたまま一人になっている人もいるだろう。施設で孤独になっている人もいるだろう。
わたしたちはあなたとともにいる。

今回の強制執行を申し立てた大阪府、執行に際して福祉局が協力した大阪市、府と連携して職員を派遣した厚労省大阪労働局、府からの依頼で管理職を派遣した西成区、当日現場にいた約130名のこれらの公務員、大阪府警、強制執行を実行した大阪地裁第14民事部、警備会社、そしてセンター再開発を支持してきたすべての組織・個人、
恥を知れ

大阪市福祉局自立支援課や西成区総合企画課などが野宿している人に声がけしていたことや、まして当日に福祉の受付をしたことは免罪符にはならない。
福祉は脅かしながら取らせるものではない。

わたしたちは、センターで暮らす人たちやそれを支える人たちがセンターを自分たちの場所として守ってきたことを決して忘れない。

2024年12月7日 ねる会議



おいも2024 〜ねる会議2024活動報告集〜 完成しました!!

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おいもが熱い!!おいも思いのねる会議!!活動報告集!!!

ーー入手希望はnerukaigi@gmailまで、ご連絡ください
< カンパ先>
三菱UFJ銀行 町田支店 普通預金
店番 228   口座番号  2648648
ねる会議 






ねる会議 カンパ募集

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2024-2025 【安心していられる場をめざす 年越しねる会議】に向けてカンパのお願い

わたしたちねる会議は、野宿生活者たちが中心となって活動している団体です。
野宿者にとって年末年始は、仕事が休みになり図書館などの公共施設も閉まるなど、いっそう暖をとることがむずかしくなります。また、様々な事情から部屋を出る人も少なくない一方で、行政窓口が閉まり福祉にたどりつけない時期です。

2024~25年の年末年始、ねる会議では、寒空の下で野宿する仲間たちを孤立させず、できるだけ暖かく共に年を越そう!と「安心していられる場をめざす 年越しねる会議」を行います。

今回の年越しねる会議は12月27日から1月6日までの11日間。渋谷区立神宮通公園(南側、トイレあり)において、野宿生活の人たちのために一人用のテントで寝場所を作ります。お湯もふんだんに用意し、温かい飲み物などをとりながら毛布にくるまってのんびりしたり、映画を観たり、野宿生活について話し合ったりもします。
昨年度から始めた年越しねる会議は、各地の越年越冬闘争の規模に比べるととても小さいですが、野宿者自身が中心となって話し合い決定するという、まったく異なる内容の取り組みです。週一回のねる会議の話し合いや、野宿者による野宿生活のためのホームレス情報センターの実践、そして様々な追い出しに対して寝場所を守り闘ってきた経験を軸に、小さなことでも気になれば相談してみようと声をかけあって、できるだけ安心していられる場をめざしました。連日とても大変でしたが、やりきった後には仲間が増え、それぞれ独自の繋がりの中で生活を続けています。

近年、野宿生活はより厳しくなっています。夏の酷暑、台風や豪雨、街には無料でいられる場所が減り、リサイクルの仕事もやりにくくなっていて、気候変動や物価高、再開発による追い出しなどはわたしたちだけでは対処しようもなく、支援や応援が必要です。そうだとしても、野宿者は与えられるだけの存在ではなく、ひとりひとりの尊厳があります。わたしたちの生きる力を奪うような支配や管理に対して抵抗しながら、助け合って共に生きていけるような仲間作りを考えていきたいと思っています。

現在ねる会議の活動費がほとんどありません。
わたしたちは独自のカンパ先を開設いたしました。私たちの活動に心を寄せる様々な方々のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

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カンパ先

三菱UFJ銀行 町田支店 普通預金
店番 228   口座番号  2648648
ねる会議 



ねる会議新聞8号

今年も暖かくすごそう! 2024-2025 安心していられる場をめざす 年越しねる会議

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 わたしたち野宿者にとって年末年始は、仕事もなく、図書館なども閉まり、暖をとりにくくなります。また、新たに部屋を出る人もいます。しかし、窓口が閉まり福祉を受けにくい時期です。

2024~25年の年末年始、ねる会議では、渋谷区立神宮通公園(南側、トイレあり)で、「安心していられる場をめざす 年越しねる会議」を行います。
「年越しねる会議」は野宿者が中心となって(支援の力もかりながら)行います。
今回の年越しねる会議は、12月27日から1月6日までの11日間。ながい!

野営のため、一人用のテントで寝場所を作ります。泊まりたい方はその日の「寝るミーティング」に、ご参加ください。
お湯もふんだんに用意します!
お茶、コーヒー、カップラーメン(ひとり1日一個。その場で熱々を食べてください)など、どうぞ!
パワフルに暖かいジェットヒーターもあり!
毛布にくるまってのんびりしたり、映画を観たり、野宿生活について話し合ったりもします。
行政窓口が閉まっている間(12/28-1/5)、緊急で医療などを受けられるよう、12月27日に渋谷区と話し合いの予定。
また、初日の27日は、安心していられる場所をめざすために「やくそく事」をみんなで話し合って決めます。ぜひご参加を!

今年の冬は寒くなるという予報もありますが、暖かく安心していられるよう、年越しねる会議の取り組みに、ぜひ参加してください。

※飲酒や酒の持ち込み、セクハラ、暴言、暴力、差別、手配師はおことわり!
※許可のない撮影もお断りします。
※食べ物、飲み物、物資のカンパは、事前にねる会議にご連絡ください。お断りさせていただくこともあります。

추운 겨울을 함께 살아남자.
Vamos sobreviver juntos ao frio do inverno.
කූඩාරමක නිදාගන්නත් පුළුවන්.
Có thể ngủ ở trong lều
คุณ นอน ได้ ที่ เต็นท์.
Pwede ka matulog sa tent.
你可以睡在一個帳篷裡.
你可以睡在一个帐篷里.
If you are looking for somewhere to sleep, you can sleep in a one-person tent